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こんにちは、株式会社サンエイジ代表/高槻市空家相談員の日下部(くさかべ ) です。
ここ数年、「親から相続した実家をどうすればいいか分からない」「解体にお金がかかるので放置している」というご相談が増えています。
そんな中で知っておきたいのが、高槻市が実施している空き家対策補助金・助成金制度です。
この記事では、空家相談員の立場から、実際に現場で使える制度だけを厳選して解説します。
「うちも対象になる?」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
高槻市では、老朽化した住宅や管理が行き届かない空き家が増加傾向にあり、
倒壊・雑草・害虫などの生活環境への影響が課題となっています。
そこで市は、「除却(解体)」と「再生(活用)」の両面から支援するため、補助金制度を整備しています。
老朽化した木造住宅を解体する際に、費用の一部を市が負担してくれる制度です。
「解体して土地を売りたい」という方に最も人気のある補助です。
🗣️ 日下部のコメント
現場でもよくあるのが「申請前に工事を始めてしまって対象外になった」ケース。
必ず見積前・契約前にご相談ください。
高槻市の山間部「樫田地区」で、空き家を改修して活用する方を支援する制度。
🗣️ 日下部のコメント
地域活性化にもつながる制度で、古民家再生や移住を検討している方には特におすすめです。
老朽化したブロック塀を撤去し、安全で景観の良いまちづくりを進めるための制度。
空き家管理と併せて利用できます。
企業が空き家を社宅や賃貸住宅に再利用する場合に利用できる制度。
注意点 | 内容 |
---|---|
① 工事前に申請が必須 | 着工後の申請は対象外 |
② 年度予算に上限あり | 先着順・早期終了の可能性あり |
③ 書類審査が厳格 | 見積書・現地写真・所有権書類が必要 |
④ 相続未登記物件は対象外 | 登記や名義変更が必要なケースも |
⑤ 他制度との併用制限 | 国や府の補助と重複する場合は注意 |
👉 可能です。補助金を利用して解体後、土地として売却する事例は多くあります。
当社では補助金利用後の売却サポートも行っています。
👉 原則として、空き家の所有者本人 または 相続人(登記済み) が対象です。
所有権が不明確な場合や共有名義の場合は、申請できないことがあります。
👉 登記が完了していれば可能です。
名義変更前の申請は原則できませんので、まずは相続登記→申請の順で進めましょう。
👉 原則として、補助目的(空家解消)が達成されていれば返還不要です。
ただし、虚偽申請や転用目的だった場合は返還を求められることがあります。
👉 解体後は「住宅用地特例」が外れるため、固定資産税が上がる場合があります。
ただし、売却や活用予定がある場合はそのデメリットを相殺できることが多いです。
放置された空き家は、固定資産税・維持費・近隣トラブルという負担を生みます。
しかし、補助金を活用すれば、再生・賃貸・売却といった選択肢が広がります。
💬 日下部からのメッセージ
地域密着・不動産業界を25年以上経験した中で、多くの方の「どうすればいいか分からない」を解決してきました。
空き家は「放置するもの」ではなく「活かすもの」。
まずはお気軽にご相談ください。
補助金名 | 内容 | 上限額 | 対象 |
---|---|---|---|
木造住宅除却工事費補助 | 空き家の解体 | 最大60万円 | 老朽木造住宅 |
樫田地区空き家再生補助 | 空き家改修 | 最大50万円 | 樫田地区限定 |
社宅等整備補助 | 空き家の活用 | 最大20万円 | 企業向け |
ブロック塀撤去補助 | 安全対策 | 最大10万円 | 一般住宅・空き家 |
👉 詳細は:高槻市公式 補助金・助成金一覧ページ
月別