blog
不動産の売却に際し、売却を依頼した仲介会社が買主を見つけ契約が完了した後、成功報酬として仲介会社に支払う「仲介手数料」が必要で、以下のような業務の対価となります。
①査定
②広告掲載等販売促進活動(チラシ配布、インターネット広告掲載費など含む)
③購入希望者への現地案内
④売主・買主双方の条件交渉
⑤契約手続き(重要事項説明、売買契約書の作成、登記サポートなど)
⑥引渡し
なお仲介手数料は成功報酬ですので買主が見つからなければ発生せず、金額も不動産会社が勝手に決めるのではなく、法律で「売買価格×3%+6万円+消費税10%」と上限が定められています。例えば2,000万円の物件を売買する場合の上限額は税込72万6千円です。決して安くはない金額ですので、売却を依頼する仲介会社と媒介契約を結ぶときに手数料の額や支払い時期、支払い方法もご確認ください。
ちなみにこの額は上限であり、値引きは不可能ではありません。ただし仲介手数料の値引き額だけにとらわれず「査定額の根拠をわかりやすく説明する」「売却計画をあらかじめ明確に提示する」「媒介契約締結後は定期的に進捗状況を報告し、状況に応じて適切なアドバイスができる」など任せて安心できる担当者を選ぶことが第一です。売却の為には広告活動、交通費、人件費などのコストがかかります。仲介手数料を値引いた分、売却のためのコストを下げ、対応が疎かで不信感を抱くようなことになれば本末転倒です。仲介手数料の金額も売却計画も納得した上で媒介契約を結ぶようにしましょう。
なお買主を見つけて売却する「仲介」と違い、不動産会社による「買取」の場合は仲介手数料がかかりません。買取の主なメリットとして「早期に現金化ができる」「内覧などの手間が省ける」「誰にも知られず売却ができる」などが挙げられます。デメリットは「市場価格より低く査定される」ことです。仲介手数料がかからないことを始めとするメリット・デメリットを天秤にかけてご検討ください。
不動産売買は高額な取引ですし何かと不安を感じる方も多いでしょう。初めての不動産売買となればなおさらかと思います。わからないこと、心配なことがございましたら是非一度サンエイジにご相談ください。すぐに売買につながる話ではなくても、何か心の負担を軽減できることがあるかもしれません。サンエイジが「不動産に関する身近な相談相手」として、地域の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
月別